1年の象徴は木星でみる-年間の運勢の見方-

秋分の日といえば、昨日太陽が天秤座に移動しました。

そして本屋に行ったら、石井ゆかりさんの星ダイアリーが置いてありました。

そうか、もうそんな季節かと思った。

石井ゆかりさんの星ダイアリーは昨年から星座別ダイアリーになってしまったが、個人的には今までのような全体のやつのが欲しい。笑

というのも、以前の記事でも書いたけど、自分はアセンダント星座と太陽星座で運勢を見比べて検証してるので、運勢を載せてる本はどんな本でも星座別になると2冊見ることになるから。笑

石井ゆかりさんは、もはや説明不要の有名な占星術ライターだが、言葉のチョイスが絶妙で、やさしく、女性のファンが多い。
私も雑誌で載ってるとたまに読みますが、抽象的で多彩な比喩表現が特徴。
抽象的ってところが味噌で、その多彩な比喩の言葉のなかから、それぞれ個人が個人的な事象を連想しやすいようになっている。

今年も星座別にその年を象徴するテーマが表紙に書かれているけど、
相変わらず、言葉の表現が秀逸だなぁと思った次第で。

西洋占星術の知識が少しでもある人には、そのテーマが何を表しているのか非常にわかりやすいと思うので、この機会にこの秋から来年の秋までの運勢と星の関係について備忘録にメモしときます。

目次

運勢の星の動き

基本的に、運勢の見方は以下の↓記事に全て書いたとおりなのですが、

この仕組みを活用して、星の動きに合わせて、そのスパンで日間、週間、月間、年間と運勢が見れます。

星(天体)の動きの速さ

星の動きというのは、天体の公転速度のことです。
西洋占星術で使う、10天体はそれぞれ公転速度が違うため、地球を中心で見た場合も、地球(黄道=ホロスコープ)を1周する速度(周期)が違います。

動きの速い順に

  • 月  →27.33日(約28日)
  • 水星 →約88日
  • 金星 →約225日
  • 太陽 →325.25日(約1年)
  • 火星 →約688日(約1年と11か月)
  • 木星 →11.9年
  • 土星 →29.5年
  • 天王星→84.08年
  • 海王星→164.8年
  • 冥王星→248.5年

これら周期にあわせると、日間運勢(デイリー)は一番動きの速い月のサインとアスペクトをみます。
同様に、週間(ウィークリー)は、月と次に動きの速い水星、金星などを他のアスペクトとの関係を見ながら。月間(マンスリー)は太陽。年間は木星。このように周期にあわせて見るポイントの星が違います。
土星以遠の天体(トランスサタニアン)は、動きが遅いため、世代や時代の雰囲気を見たりするのに使うことが多く、日々の運勢に関しては、他の動きの速い天体へ与える影響(アスペクト)で主に見たりします。(何年単位でサイン移動するため移動する年は注目します)

年間の運勢は木星でみる

先ほど書きましたが、木星は1つのサインを約1年で移動します。毎年、大体秋頃。
なので、年間の星詠みには必ず木星はキーワードになってくるので、秋に1年の運勢が出る雑誌が多いのもその理由かと思います。

自分の木星の位置をチェック!

2016年秋から木星は、金星を支配星とする天秤座に入り、インスタ映えとか何やら影響のありそうなことがありましたが、2017年10月10日から木星は蠍座へ。

木星蠍座入りの前に、今月末(9月29日)に冥王星が順行に戻るなど、他の星との兼ね合いもありますが、木星だけで単純にみるなら、木星×ハウスの象意ということでもざっくりと雰囲気つかめます。

読み方は基本的に前の記事のとおりですが、
自分のどのハウスに木星が入るのかをチェックすればよいわけです。

 

2018年はあなたの木星は何ハウス?

ソーラーサインハウス方式のハウスだと、太陽星座から数えて、木星のある星座の位置まで数えればよいですが、プラシーダス等ですと、人それぞれ変わってきます。

ハウスの象意は、ざっくりですが、以前の記事の最初の方に記載してますので、自分の木星が来る位置のハウスと照らし合わせてみるといいかもです。

ここで、ソーラーサイン方式でみた星座別の今年の秋からの木星の位置のハウスと、せっかくなので、最初に紹介した石井さんの2018年の星ダイアリーの表紙の言葉の対応を見比べてみますと、これだけでも木星×ハウスの表現の仕方がとてもわかりやすいです。

 

牡羊座:木星8ハウス→ かげがえのない宝物を授かる。
牡牛座:木星7ハウス→ パートナーシップと真の自由。
双子座:木星6ハウス→ 花から花へ、ゆたかな忙しさ。
蟹座:木星5ハウス→ 胸がふくらむ、愛の年。
獅子座:木星4ハウス→ 大事な人に、心をわけあたえる。
乙女座:木星3ハウス→ 親密なコミュニケーション。
天秤座:木星2ハウス→ 大切なものを、手の中に育む。
蠍座:木星1ハウス→ 才能の宝石を輝かせる、主役の年。
射手座:木星12ハウス→ 本当の「自分」を知るための、道のり。
山羊座:木星11ハウス→  幸せの「青い鳥」に会える年。
水瓶座:木星10ハウス→ 成功への階段をのぼる。
魚座:木星9ハウス→ 知性という翼で飛ぶ。

 

これは毎年木星のサインがずれていきますので、ホロスコープで捉えると仕組みがわかります。(例:昨年の双子座は木星5ハウス→今年の蟹座)

また、木星は吉星ですので、そのハウスに幸運のスポットライトが当たるというようにもとれます。
そう思うと、木星の恩恵を最大限に活用したいと思うこの頃。。笑

蠍座の木星

木星×ハウスの感じがわかったところで、

蠍座の木星について少し。

木星というものは、古来から最大の吉星✨と呼ばれる星で、拡大や発展・膨張を表します。

 

その木星が蠍座に入るということは、木星が蠍座カラーになるということです。
木星が蠍座の性質を帯び、そのサインの象徴が木星の力で拡張されます。
ちなみに、基本的に吉星と言われてる木星ですが、良い面も悪い面も、分別なく拡大させます。笑

 

蠍座は、支配星は冥王星で、8ハウスとも関係していて、人の奥深い深い部分にアクセスする星座です。
なので、心理学やスピリチュアル、秘密、死、先祖、変容再生など、目には見えなくとも、奥底にある深い分野に関係があります。(そういや、自分が奥深いものが好きなのは月8ハウス関係してるのかな。。笑)
また生命を司ることから、医療系関係も蠍座の範疇です。
蠍座は、陰と陽、光と闇、生と死、見えるものと見えないもの、そういった相対するものを混濁し、矛盾もすべて飲み込むようなイメージです。

世相もディープになるような予感がしますね。笑

また、上記の流れを踏まえて、例に出しますと、
例えば、太陽星座が牡牛座の人は、牡牛座から数えて蠍座は7ハウスになります。

 

つまり木星が7ハウスにあるということになり、今年1年(木星蠍座期)はパートナーシップと呼べる対人関係に木星の恩恵が受けやすいという意味になります。

7ハウスは、よく結婚のハウスと呼ばれるのですが、1ハウスの対向ハウスなので、「自分」に対しての「相手」「他者」。自分を見せてくれる相手です。なので配偶者やライバルなんかも含まれます。
この人は元々7ハウスが蠍座ということになるので、ちょっとマニアックというか、ディープな対人関係(パートナーシップ)が、木星がくることによって、なんだか拡がっていきそうです。笑

まぁ、これも、他の星との関係(アスペクト)をみないとなんとも言えないですが、
このように、星やサインの象意と、ハウスを掛け合わせると、その年のテーマが多種多様に見えてきます。

 

また、プラシーダス方式でみてみると、木星の来るハウスがソーラーサインと全く違うこともあるし、サインをまたいでることもあります。そうなると、木星のサイン移動の切り替わりが個人のレベルで見れるので、私も個人的に色々検証してみたいと思います✨

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